- 自分の職種の要請がある国
- とにかく好きで、行きたい国
- 習得したい言語の国
もちろんどんなにその国が好きでも、自分の職種に関する要請がなければ選べません。
ただ、自分の職種で選べる国が多い場合は、
どの言語を習得したいか
という事も、大きな判断基準になる人が多いのではないでしょうか。
もっともな理由だと思います。
ベトナムがメチャクチャ好きで、ベトナム語を覚えたいなどの理由がない限りは、
英語圏、フランス語圏、スペイン語圏などメジャーな言語を使用している国に派遣されたい人が多いかと思います。
という訳で、派遣国×対応言語を一覧にしておきましたのでご覧ください。
注意点
協力隊の派遣前語学訓練は広く知られていますが、派遣後に「現地語学習」というものもあります。
期間は10日~1か月程度。
実際に活動で必要となる言語が訓練の学習言語か、現地語になるかは派遣国、派遣地域の人々の語学力によっても異なります。
- 訓練所では英語を習ったけど、実際はあまり英語が通じず、現地語を覚えざるを得なかった
- 訓練中では初めてのベトナム語を習ったけど、現地では意外と英語が通じたので結局英語で活動した
というケースも少なくありません。
本データは訓練所での学習言語を記載してありますが、同じ任国でも地域によって学習言語が異なる場合もあります。
活動言語や生活使用言語はそれぞれの要請の要請票に記載されてますので、
より詳しく知りたい方はそちらを参照してくださいね。
青年海外協力隊派遣地域① アジアの英語圏は?
海外では多言語国家が当たり前ではありますが、このようなマイナー言語が訓練所での学習言語になっているのがアジア圏の特徴でしょう。
初めて聞くような言語ですので短期間での取得はかなり難しく、
活動初期はコミュニケーション面で苦労するのではないでしょうか。
アジアの英語圏と言えば、やはりフィリピンが挙げられます。
レアジョブのような格安オンライン英会話や格安英語留学と言えばフィリピンですからね。
要請数も多く、全体的な英語力も高い印象です。
派遣国 | 学習言語 | 備考 |
インドネシア | インドネシア語 | |
マレーシア | マレー語 | |
フィリピン | 英語 | |
タイ | タイ語 | |
カンボジア | クメール語 | |
ラオス | ラオス語 | |
東ティモール | 英語/ポルトガル語・/インドネシア語 | |
ベトナム | ベトナム語 | |
ミャンマー | ミャンマー語 | |
中国 | 中国語 | |
モンゴル | モンゴル語 | |
プータン | 英語 | ゾンガ語 |
バングラディシュ | ベンガル語 | |
インド | 英語 | |
モルディブ | 英語 | ディベヒ語 |
ネパール | ネパール語 | |
スリランカ | 新原子 | |
キルギス | キルギス語 | |
ウズベキスタン | ウズベク語 |
青年海外協力隊派遣地域② 中東の英語圏は?
ほぼアラビア語で、英語圏はありません。
以前はシリア・チュニジアにも派遣されていましたが、現在は派遣を取りやめています。
派遣国 | 学習言語 | 備考 |
ヨルダン | アラビア語 | |
イエメン | アラビア語 | 現在派遣ナシ |
エジプト | アラビア語 | |
モロッコ | フランス語/アラビア語 |
青年海外協力隊派遣地域③ アフリカの英語圏は?
アフリカの多くの国が英語、もしくはフランス語を公用語としています。
唯一のポルトガル語圏がモザンビーク。
それぞれの国には地域ごとに複数の現地語がありますが、
多くの場合、公用語だけでも問題なく活動が出来る印象です。現地語は種類が多すぎるので割愛します。
私はルワンダに足を運んだことがありますが、英語が通じない人はたくさんいました(訓練の言語は英語)
サブサハラ圏の現地語はスワヒリ語と共通している部分が多いらしく、
スワヒリ語が分かれば他のアフリカの現地語も理解しやすいという話を聞いたことがあります。
なお、アフリカの英語圏は二本松訓練所となります。
派遣国 | 学習言語 | 備考 |
スーダン | 英語 | |
ボツワナ | 英語 | |
エチオピア | 英語 | |
ガーナ | 英語 | |
ケニア | 英語 | |
レソト | 英語 | |
マラウイ | 英語 | |
ナミビア | 英語 | |
南アフリカ | 英語 | |
エスワティニ | 英語 | 旧スワジランド |
ウガンダ | 英語 | |
タンザニア | 英語・スワヒリ語 | |
ザンビア | 英語 | |
ジンバブエ | 英語 | |
ベナン | フランス語 | |
ブルキナファソ | フランス語 | |
ブルンジ | フランス語 | |
ガボン | フランス語 | |
マダガスカル | フランス語 | |
モザンビーク | ポルトガル語 | |
ルワンダ | 英語 | フランス語 |
セネガル | フランス語 |
青年海外協力隊派遣地域④ 大洋州の英語圏は?
「海のある国」というのも任国を選ぶ理由の一つに挙げられるかと思います。
オセアニア圏の学習言語は英語ではありますが、現地語色が非常に強く、住民の英語力もそれほど高くないイメージがあります。(あくまで実際に派遣されていた人から話を聞いた上での個人的なイメージです。)
もちろん派遣先によっても全然違うとは思いますが、活動は英語1割、現地語9割、なんて話も耳にしたことがあります。
オセアニア圏は駒ケ根訓練所で訓練を行います。
派遣国 | 学習言語 | 備考 |
フィジー | 英語 | |
キリバス | 英語 | |
マーシャル | 英語 | |
ミクロネシア | 英語 | |
パプアニューギニア | 英語 | |
ソロモン | 英語 | |
トンガ | 英語 | |
バヌアツ | 英語・フランス語 | |
サモア | 英語 | |
パラオ | 英語 |
青年海外協力隊派遣地域⑤ 中南米の英語圏は?
南米諸国はスペイン語が中心ですが、中米にはいくつか英語圏の国がありますね。
カリブ海周辺エリアも非常に人気の高い派遣国です。
キレイな海があるというのは、
多くの人にとって任国を選ぶ上でかなり大きなウェートを占めていると言えそうですね。
派遣国 | 学習言語 | 備考 |
ベリーズ | 英語 | |
コスタリカ | スペイン語 | |
ドミニカ | スペイン語 | |
ドミニカ共和国 | スペイン語 | |
エルサルバドル | スペイン語 | |
グアテマラ | スペイン語 | |
ホンジュラス | スペイン語 | |
ジャマイカ | 英語 | |
メキシコ | スペイン語 | |
ニカラグア | スペイン語 | |
パナマ | スペイン語 | |
セントルシア | 英語 | |
セントビンセント | 英語 | |
ボリビア | スペイン語 | |
チリ | スペイン語 | |
コロンビア | スペイン語 | |
エクアドル | スペイン語 | |
ペルー | スペイン語 | |
ベネズエラ | スペイン語 |
まとめ
参考になりましたか?
繰り返しになりますが、英語圏と言っても、現地語メインの活動となることも十分考えられます。
現地の人の英語力がそれほど高くない場合もあります。
なので、英語圏に行ったら英語が上手くなるかどうかは正直微妙なところですし、
個人的にはどこに住んでいようと英語は自分で勉強しなければ上達しないと思っています。
英語の上達に関しては別の記事でもお話していますので、良かったらご覧ください。
2年間も海外で活動すれば、さすがに英語ペラペラになれるよね?? 青年海外協力隊での2年間で、英語力、もしくは語学力のアップに期待している人は多いと思います。 やはり2年間海外生活をすれば、さすがに英語がペ[…]
私自身はアフリカの英語圏の国に派遣されましたが、
国民の英語力は非常に高く、現地語を使用する必要はほとんどありませんでした。
何かの参考になれば!