今回はおすすめの任国外旅行先として、ザンビア・ジンバブエの国境にある世界三大瀑布の一つ、ヴィクトリアフォールズをテーマにお話します。
南部アフリカ圏の隊員の任国外旅行先では、タンザニアのザンジバル、南アフリカのケープタウンに続いて人気の旅行先であるヴィクトリアフォールズは見どころもアクティビティも満載
ヴィクトリアフォールズの見どころに迫ります。
ヴィクトリアフォールズ概要
ザンビアとジンバブエの国境に位置する世界三大瀑布の一つヴィクトリアフォールズは、南部アフリカ有数の観光名所の一つです。
ザンベジ川を挟んで北がザンビアのリビングストン、南がジンバブエのヴィクトリアフォールズとなっており、ザンベジ川に掛かる橋を渡って両国を行き来することが出来ます。
ヴィクトリアフォールズはザンビア側、ジンバブエ側と違った顔の絶景を楽しむことが出来るだけではなく、
- ラフティング
- バンジージャンプ
- ライオンウォーク
- ザンベジ川のサンセットクルーズ
- ヘリコプター
- サファリツアー
とアフリカならではのアクティビティが満載です。
また、満月の夜に虹が見られる「ルナレインボー」も女性に大人気です。
ヴィクトリアフォールズの楽しみ方 国境で同期と集まる
ザンベジ川にかかる橋がザンビア・ジンバブエの国境になっており、この国境内には出入国手続きなし、無料で入ることが出来ます。
つまり、ジンバブエには渡航できない国の隊員でも、ザンビアのイミグレーションを抜けてジンバブエのイミグレーションまでは行くことが出来る、という事ですね。
この橋の上で同期と再会する、というのは青年海外協力隊で鉄板の任国外旅行です。
橋への行き方は、イミグレーションで「ブリッジに行きたい」と言えばブリッジパスを出してくれますのでそのまま行けばOK。
両国のイミグレーションから15分程度歩いたところに橋があり、ここではバンジージャンプをすることも出来ます。(160ドル)
実はこのブリッジパスはただの紙切れで特にパスポートチェックもしませんので、誰かと中で紙を取り換えてしまえばパスポートに記録を残さずに反対側に不法入国することも全然できます。
が、後で問題になると厄介なので絶対にやらないでくださいね。
ジンバブエ側のヴィクトリアフォールズ紹介
ジンバブエ・ザンビアのどちらからも見られるヴィクトリアフォールズですが、滝の面積はジンバブエ側の方が広く、迫力を求めるならジンバブエ側の滝をおすすめします。
ただ、ザンビア側は迫力に欠けると言ってもザンベジ川水流に近づけたりと見どころはたくさんあります。
まあ、せっかく行くのですからどちらも足を運ぶのも良いかと思います。
ジンバブエ側・アクセス
ヴィクトリアフォールズへは飛行機、バス、電車でアクセスすることが出来ます。
飛行機なら首都ハラレの空港から1時間程度。価格は片道180ドルくらいです。
バスならハラレから50ドル程度で来られますが、所要時間は12時間。
第2の都市ブラワヨから6時間程度です。
列車だともう少し安くなりますが、時間がかかる上に治安もあまり良くありませんのであまりオススメは出来ませんね。
空港からタウンへはタクシーで30ドル。タウンから滝や国境までは徒歩圏内です。
もちろんザンビアの国境からなら歩いて行くことが出来ます。
私自身、ザンビア側のリビングストンにも行ったことがあるのですが、
リビングストンの方が生活感があり、町として成り立っているイメージがあります。
ジンバブエ側は観光地の色が強く、一応スーパーなどはありますがお土産屋さんやアクティビティの代理店ばかりが乱立しています。
カフェやレストランも非常に高いです。
ビクトリアフォールズ国立公園
実際に滝を見ることが出来るヴィクトリアフォールズ国立公園はタウンから徒歩15分くらいです。
入場料は30ドル。
ガイドを付けることも出来ますが、まあ・・・・特に必要ないでしょう。
所要時間は1時間もあれば十分です。
水量の多い乾季は水しぶきで濡れますので、必要なら防水のポンチョなどを用意しましょう。
中にはレストランやお土産屋さんもありますが、公園内はあくまで滝を見るだけ。アクティビティはまた別に代理店などで申し込む必要があります。
町中にアクティビティの代理店が乱立していますが、ホテルのフロントでも申し込むことが出来ます。
ビクトリアフォールズ オススメの時期は?
南部アフリカ圏は
4~10月が乾季
11~3月が雨季
となっています。
雨季の雨によって水量が増すのが6月~8月ごろですので、7月、8月あたりがベストシーズンとされています。
満月の夜に虹がかかる「ルナレインボー」が見られるのもこの時期です。
11、12月あたりになると水量が減ります。
それでも絶景は絶景なのですが、今一つ迫力に欠けるかもしれません。
ただ、水量が多いと水しぶきが強すぎて水煙でなにも見えない・・・という事もあり得ますので難しい所ですね。(本当にあたり一面真っ白です)
また、この地域は7,8月が冬になりますので、サファリの動物が少なくなるというデメリットもあります。
また、水量の多い時期は水しぶきが雨のように降り注いで濡れますので、(水除けのポンチョは現地で入手可能です)一眼レフカメラなどを使う人は、カメラの防水対策はしておいた方がいいでしょう。
ヴィクトリアフォールズ オススメのアクティビティは?
アクティビティは正直どれを選んでもそれなりに楽しめると思います。
青年海外協力隊の中では、バンジージャンプ、ラフティング、ザンベジ川サンセットクルーズあたりが人気のようです。
また、ボツワナのチョベサファリツアーに日帰りで参加するのも鉄板のコースですね。
アクティビティ | 価格 |
サンセットクルーズ | 40ドル |
フィッシング(3時間) | 100ドル |
チョベ日帰りツアー | 160ドル |
ビクトリアフォールズツアー | 20ドル |
ヘリコプター | 150ドル |
カヌー | 150ドル |
ラフティング | 120ドル |
バンジージャンプ | 160ドル |
カヤック | 150ドル |
ライオンウォーク | 150ドル |
クロコダイル・ケージドライブ | 70ドル |
青年海外協力隊の現地生活費を考えると、全体的にちょっと高いかもしれませんね。
私はサンセットクルーズに2回参加したことがあります。
お酒を飲みながらゆったりと川下りが出来ます。カバなど水辺の動物も見れますのでまったりした時間を楽しみたい人にはおすすめですよ。
おまけ ちょっとした楽しみ方
ヴィクトリアフォールズのお土産屋さんでは、ポストカードが売られています。
時間がある時に、同期や日本の家族、友人に手紙を書いて送ってみてはいかがでしょうか?
タウンの中心に郵便局がありますので、切手を貼って(1ドル)ポストに投函すればOKです。
住所の分からない同期隊員は派遣国のJICA事務所宛てに送りましょう。
ヴィクトリアフォールズ 青年海外協力隊にオススメの宿は?
ヴィクトリアフォールズ周辺には素晴らしい一流ホテルがたくさんありますが、1泊200ドル程度はしますので残念ながら隊員の現地生活費ではちょっと難しいと思います。
このあたりは相場が高く、
- 普通のホテル 100ドル以上
- ロッジ 80ドル程度
となりますので、
20ドル程度でバックパッカーズのドミトリーを利用する隊員がほとんどです。
個室だと安くても50ドルといった感じだと思います。
宿泊施設は星の数ほどある上にお湯や電気に難がある施設もかなり多いので選ぶのが難しいですが、
タウンから2~3キロ離れたロッジは移動に不便なので選ばない方が良いかと思います。
どうしてもお湯が欲しいなら、多少かさばりますが電熱棒と折り畳みバケツを持参していくことをお勧めします。
隊員の中でおすすめとされている宿を紹介しますので、参考にしてみて下さい。
ジンバブエ側オススメの宿
Shoestrings Backpackers Lodge Vic Falls
ザンビア側オススメの宿
フォルティー タワーズ バックパッカーズ(Fawlty Towers Backpackers)
ヴィクトリアフォールズ 任国外旅行時の注意点
ラフティングは人気のアクティビティですが、たまに事故も起こっているようです。また、十中八九川の水を飲みますので、寄生虫がおなかに入る可能性もあります。
タウンでは路上でマリファナ(weed)を勧められることがあります。
当然違法ですので、興味本位で安易に手を出さないようにして下さい。
ヴィクトリアフォールズの町中には野生の動物に遭遇することがあります。
主にバブーン(大型のサル)、象、イボイノシシなどですが、危険なので近づかないように。
特に食料を持っているとバブーンに狙われますので気を付けて下さい。
国境は夜9時で閉まります。
他のイミグレーションと比較するとあまり時間がかからないイメージがありますが、余裕を持って移動するようにしましょう。
まとめ
いかがでしたか?
ザンビア・ジンバブエに足を運べるなら、是非一度は行っておきたい名所・ヴィクトリアフォールズを紹介しました。
青年海外協力隊にとって任国外旅行は2年間の活動の中でも大きな楽しみの一つです。
今回の記事を参考にしてしっかり計画を立てて、楽しい任国外旅行をして下さいね。