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青年海外協力隊1次試験 健康「尿酸値・肥満」と格闘した体験談 

尿酸値の数値がやや高め・・・1次試験の「健康」で引っかからないかな・・・
今回は「青年海外協力隊の一次試験・健康と尿酸値・肥満」というテーマでお話します。
JICA青年海外協力隊に合格するには、書類審査と面接試験を突破しなければなりません。
一次試験の書類審査では語学スコア、応募職種に対する経験や資格の調書、そして健康診断の結果を提出する必要があります。
この中で関門と言われているのが「健康」でしょう。
医療機関が充実していない発展途上国に派遣されて、命に関わる病気にでもなったら大変ですからね。出来るだけ健康な人を派遣したいと考えるのはある意味当然の事ですよね。
問題は、どの程度の健康状態なら派遣が許されるか、という事なのですが、これは派遣される国や職種によっても異なると言われています。
30代以上の応募者であれば、「尿酸値」「BMI」で数値があまり良くないという人も多いのでは?
足切りの基準値が公表されていないだけに、応募者としてはやりづらいものがありますよね。
先に結論をお話しします。
私自身、応募時は30代で尿酸値もBMIも基準値をオーバーしていましたが、
問題なく(?)合格しました
合格したとはいえ、健康診断前は少しでも数値を良くするために涙ぐましい努力をしたものです。
それでは私自身の事例を踏まえつつ、順番にお話していきます。




尿酸値と肥満について

尿酸値について

ご存知の方も多いと思いますが、血中の尿酸値が多いと高尿酸血症と診断されます。

血液の中の尿酸の量が多いと、血液に溶け切らない尿酸が結晶となって関節に付着して「痛風」の原因になる事で知られていますね。

 

基準値としては、年齢性別問わずに

尿酸値が7.0mg/dl以上だと高尿酸血症と診断されます。

 

会社の健康診断などで自分の尿酸値を把握している人も多いと思いますが、30歳以上であればこの基準値を超えてることはそれほど珍しくないかと思います。

 

ご存知の通り、尿酸値を上げる原因はプリン体を多く含む食品の摂取です。

  • レバーやあん肝、白子などの内臓系の食品
  • エビ
  • カツオ
  • さんまやいわしと言った青魚

これらががプリン体を多く含む食品の代表です。

 

 

また、アルコールも尿酸値を上げる作用がありますので注意が必要です。

プリン体と言えばビールを連想する人も多いと思いますが、お酒の中でプリン体が多いのがビールですね。

毎日ビールを1本飲む人は、6年間で尿酸値が0.5~1mg/dl上昇すると言われています。

 

通常、プリン体というのは体内で尿酸に代謝されて尿として排出されますが、摂取量が多いと体に溜まっていき、いずれ痛風を引き起こす原因になるという訳です。

 

 

肥満について

自分が肥満かどうかを測る基準に「BMI値」というものがありますね。

BMI値は以下の計算式で算出することが出来ます。

体重(kg)÷身長(m)² =BMI

当時の私は

身長 177㎝

体重 85kg

程度でしたので、

85÷(1.77×1.77)=27.13

 

この27.13が当時の私のBMI値という事になります。

 

日本肥満学会による肥満度判定の基準は以下の通りです。

18.5未満 低体重(やせ)
1.85~25未満 普通体重
25~30未満 肥満(1度)
30~35未満 肥満(2度)
35~40未満 肥満(3度)
40以上 肥満(4度)

という訳で、私は「肥満(1度)」に該当する訳ですね。

日本肥満学会の判定基準では「BMI22」が日本人が最も病気にかかりにくい標準体重となっています。

 

 

ただし、筋肉の量が多くてもBMI値は高くなりますし、BMI値が標準でも脂肪量が多い隠れ肥満という人もいます。

BMI値はあくまで目安であり、実際は体脂肪率と併せて判断する必要があります。

体脂肪率による肥満の目安は以下の通りです。

男性 女性
軽度肥満 体脂肪率20%以上 体脂肪率30%以上
中等度肥満 体脂肪率25%以上 体脂肪率35%以上
重度肥満 体脂肪率30%以上 体脂肪率40%以上

体験談 尿酸値・BMIを標準に近づけるために

これらの数値を標準に近づけるには、結局

適度な運動とバランスの取れた食生活

が大切という事になります。

もちろん、プリン体を多く含む食品や過度の飲酒を控える事も大切です。

では、尿酸値とBMI値にやや問題があった私が健康診断前に行ったことを紹介していきます

 

私の行った健康診断対策と失敗談

もともと私はそれほどお酒を飲むタイプではありません。

運動も人並みに行っていましたので、単純に食べる量が多いことが体重の増加につながっていたと考えられます。

 

 

会社の健康診断では、尿酸値は7.5~8.0程度あったかと思います。

実際に行った対策は以下の通りです。

  • 毎日ジョギングをする
  • プリン体の多い食品は控える
  • 禁酒

まあ・・・割と定番ですね。。。

 

さて、ここからが本題。私の失敗談です。

 

健康診断の前日、少しでも運動しておいた方がいいと思い、たまたま友人から誘われていたサッカーに参加しました。

フラフラになって歩けなくなるくらい。おそらく6時間くらいは運動したと思います。

 

 

これで少しは良くなったかと思って臨んだ健康診断。

尿酸値はなんと10g/dlというとんでもない数字を出してしまいました。

 

 

これは明らかに異常値だと調べた結果、

激しい運動をすると尿酸値があがる

という事がすぐに分かりました。

 

すぐにもう一度健康診断の予約をして1週間後に再検査することに。

そこが応募書類提出のギリギリでしたので、早めに受けておいて良かったです・・・・

 

 

次の健康診断までの1週間でやった事・・・

とにかく水を飲みまくる!!

 

とにかく尿をたくさん出して、少しでも尿酸を排出させようという浅はかな狙いです。

毎日6リットルくらいは飲んだのではないでしょうか。

仕事中にトイレに行ってばかりで大変だった記憶があります。

 

そして臨んだ2回目の健康診断。尿酸値は7.6まで落ちていました。

 

 

無事、1次試験は合格です。

合格後、健康について指摘されることは?

2次試験でも、合格後の訓練前も、健康についてJICA側から指摘されることは特にありませんでした。

強いて言うなら、派遣前訓練が終わる直前に、居室に一枚の手紙が。

私が不在中だったので、居室のドアの下の隙間から滑り込ませた形で部屋のポツンとおいて落ちていました。

 

「ちょっと肥満気味なので、気を付けて下さいね」

 

程度の事が書かれていました。

 

私は訓練中に体重が5キロ程度落ちましたが・・・

問題なく派遣され、帰国後の健康診断でもやっぱり「肥満」と書かれていました。

そんなに太ってないんだけどな・・・・

 

まとめ

という訳で、

私の実体験から考えると、尿酸値7.6くらいなら問題なく合格できるかと思います。

 

また、健康診断前にジョギングや食生活の見直しを行いましたが、短期間では劇的な効果を期待するのは難しいでしょう。

長期的に継続して、始めて効果が時間できるものだと思います。

 

健康診断の前は激しい運動を控える事

水を多めに摂取すること

このあたりが注意点だと思います。

 

尿酸値や肥満が合否にどの程度影響を与えるのかはわかりませんが、

健康診断の数値を適正に近づけるに越したことはありません。

 

ちょっとくらい数値が良くなくても合否に関してはあまり心配する必要はないかと思いますが、

青年海外協力隊への応募をきっかけに普段の生活を見直すのも悪くはないと思いますよ。

 

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