こんにちは。
最近の話題はどこへ行っても、それこそ世界中でコロナウイルスの話題一色ですね。
ゴールデンウィークを間近に控えていますが、海外派遣どころか国内旅行すらできるような状況では到底ありません。
皆さんの中にも、今年、JICA海外協力隊に応募しようと考えていた人はいるかと思います。
そこで今回は
というテーマでお話していきます。
現在派遣されているころJICA協力隊隊員へのコロナの影響は?
JICA海外協力隊は世界に約2000人派遣されているといわれていますが、当然ながら世界的なコロナウイルス蔓延の影響で国外退避、日本への一時帰国という措置が取られています。
もちろん現段階では再赴任の目途は立っていません。
ほとんど全ての隊員は日本へ帰国することが出来たみたいですが、一部南米地域に派遣されている隊員はまだ日本に帰ってこられていない方もいると聞いています。
せっかく派遣されたのに数か月ですぐに帰国を強いられてしまった隊員も少なくないと思います。残念ですが、この状況ではそんなことも言ってられませんね。
JICA海外協力隊に合格~訓練前の人へのコロナの影響は?
JICA海外協力隊に合格!これから訓練が始まる!!
・・・・はずだったのに、コロナの影響で訓練も延期・・・・
恐らく、一番悲惨なのはこのような人達ではないでしょうか。
JICA海外協力隊に合格した時点で、
会社に勤めている人は現職参加ではない限り【退職】するのが一般的です。
一人暮らしをしているのであれば、借りている家を引き払ってしまったという人もいるでしょう。
実はこのような人たちには身分というものがありません。
この状況でアルバイトを探すなんてことができる訳もなく、住まいも収入も失って一気に窮地に追い込まれたという人は実際にたくさんいたようです。
もし私が受験したときにコロナが流行っていたら?
私が応募したときの事を例にすると、
実は私は合格する前に退職していました。
仮に落ちたとしても何度でも受験するつもりでいました。
当時の職場がかなりの激務だったので納得のいく受験準備ができないと思ったからですね。(結果的には受験の対策や準備などそれほど必要はないのですが)
もし落ちるような事があればアルバイトでも何でもして、とにかく受験に集中しようと思っていました。
それに、「不合格だったら仕事を続ける、受かったら辞める」というのも会社にしてみたらちょっと迷惑な話ですもんね。
当時私は管理職でしたので、私が退職したら新たに人材を採用する必要がありました。
なので、JICA青年海外協力隊を受験することを上司に伝えた時点で、落ちても受かっても、いずれにしても退職しますと伝えていました。
その判断が正しいかどうかは分かりませんが、当時の私なりの会社に対する誠意のようなもの、だったのかもしれません。
つまり・・・・
仮に当時コロナが流行りだして訓練見合わせ、なんて事態になっていたとしたら
私の状況はかなり厳しいものになっていたと思います。
失業保険の申請はしていましたので、実家に帰れば生活に困るような事はなかったかもしれませんが、
仕事を辞めて、派遣されるのもいつになるかわからない
そんな状況の日々は想像するだけでも恐怖でしかありません。
そして、その様な目に逢っている人たちは現実にたくさんいるのです。
コロナ禍で訓練に参加できない合格者へのJICAの対応は?
合格したけど訓練に参加できずに宙ぶらりんでいる人達
このような人達をなんとかしようという動きは当然あります。
国内のJICAやJOCAの施設に派遣して、とりあえず「研修」という形を取ってもらえばとりあえず寝床は確保できますし、手当も付けられます。
緊急事態宣言が出て、県外への移動も自粛している中で実際にどのような動きがあるのかは不明ですが、
少なくとも宙ぶらりんな人たちを見捨てるというようなことはなさそうですので少し安心しております。
一大決心をして、恐らく多くは世界の困っている人達の為に、参加を決めて合格して・・・・
こんなことになるなんて誰も予想できませんでしたので本当に不運だったという他ありませんが、
一日も早くこの状況が終息を迎え、皆さんが世界に羽ばたける日が来ることを願ってやみません。
JICA海外協力隊 コロナ後の派遣・訓練はどうなる?
コロナの影響で個人事業主や企業の多くが苦しい思いをしている中ですので、とても協力隊への派遣など考えられる状況ではありません。
そもそもこの先一体いつコロナが終息し、経済が回り始めるのかも全くわからない状況です。
私の知っている情報をお伝えすると、
次の訓練が開始されるのは最短でも1年後と言われています。
あくまで最短で、という話でそれ以降に延びる可能性も十分ありますが、
次の訓練が開始されるのは、最短でも2021年の春という事ですので、
少なくともそれまでに訓練が行われることはないと思って良いかと思います。
JICA海外協力隊への参加を目指していた人たちには残念なお話ですが、
自分の経験を活かして困っている人を助けたい、という気持ちはまずは日本のために使ってみる時なのかもしれません。
私を含めて、今自分たちに出来ることは何か。
今一度見つめなおすチャンスと捉えて前向きに日々を過ごしていきましょう。