・現地生活で、どんなことにお金がかかるか?
・配属先によっても必要なお金は変わる
JICA青年海外協力隊の現地生活費っていくら?
お金を使う隊員と使わない隊員
どのように違うのか、例を挙げて見てみましょう。
住居:首都・配属先(学校)の敷地内
食事:学校の食堂で3食食べられるので、お金はかからない。
光熱費:学校持ちなのでタダ
交通費:活動では移動がないので基本的にはかからない
その他:テレビも洗濯機もあり。トイレットペーパや砂糖、紅茶が学校から支給される
住居:首都・マンション
食事:自炊。冷蔵庫もないので自腹で購入した
光熱費:当然自分持ち。
交通費:巡回指導で一日数件の活動先を回るので、毎日3ドルくらいは必要
その他:大家さんの要望でメイドを雇う必要あり(有料)
これは実際に私の任国であった例です。
同じ任国でも、このような隊員格差は存在します。
私の任国は割と発展していた国でしたので
どちらにしても過ごしやすい恵まれた環境だったと言えるでしょう。
協力隊なら手洗いで洗濯なんて当たり前ですし、
電気も水もままならない地域で生活している隊員もたくさんいます。
ただ、上のPCインストラクターの例を見てみると、
お金なんてほとんどかからない事が分かりますよね?
下手したら月100ドル程度で生活できそうです。
現地生活費を600ドルもらっているとしたら、月々500ドルも貯金できる、という事になりますね。
500×24か月で
100万円以上はお金が溜まる(貯めようと思えば)環境の隊員もいる、という事です。
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現地生活費・余ったお金はどう使う?
もちろんそのお金をどう使おうがその人の自由です。
任国外旅行でパーっと使う人が多いイメージですね。
これはちょっと極端な例かもしれませんが、多くの場合は常識的につつましく生活していれば、
支給される現地生活費だけでも、半年に1度は任国外旅行を楽しめるくらいには貯金が出来るのではないでしょうか。
なので、お金を切り詰めて現地の住民と同等の生活レベルをせざるを得ない、
というケースは基本的には少ないと思います。
JICA海外協力隊の現地生活費 金額はどのようにして決まる?
数年に1度、現地生活費の金額が適正かどうかの調査が行われているようです。
私の任期中には聞き取り調査がありましたが、支給金額は現在でも変わっていません。
同じ国の中でも余裕たっぷりの人ばかりでも、
カツカツという人がいれば金額を下げるのは難しいでしょう。
そもそも同じ国で一律同じ金額にするという事に無理があるのかもしれませんね。
少なくとも
- たまにレストランでおいしいものを食べて、
- 適度にネットサーフィンをして
- 適度に晩酌できる
そのくらいの生活水準は保たれるかと思います。
一般的な現地人にはそのような余裕はない人がほとんどですので、
現地人と同じ生活水準とは言えないですね。
JICA協力隊の現地生活費 まとめ
JICA青年海外協力隊の現地での生活費と生活水準について
少しはイメージが沸いたでしょうか。
たとえ農村部の不便な環境であっても、お金に関して困るという事はあまりないかと思います。
ただ・・・・
途上国での生活は思った以上にストレスがかかりますので、
たまに遠出をしたり、
ちょっとした贅沢を楽しむくらいの金銭的余裕はあった方がいいというのが個人的な意見です。
中には、分不相応にため込めるだけの環境に恵まれる人もいますが、
これはハッキリ言って運次第ですね。
本人も配属されるまではそんなつもりではなかったと思いますので、
ある意味仕方のないことだとは思います。
隊員を志願する人の中には
キビシイ環境で自分の人間力を試してみたい
そのような心構えでいる人も多いでしょう。
- 恵まれた環境で楽しく2年を過ごすか
- キビシイ環境で途上国暮らしの醍醐味を味わうか
どちらがいいかは、人それぞれですもんね。
今回は以上です!