青年海外協力隊がテレビで取り上げられる機会
世界の村で発見!こんなところに日本人 概要
世界の極地・・・未開の地・・・そこに・・・『たった一人の日本人が住んでいる』世界には、私たち日本人がまだ知らないような小さな町や村があり、日本で暮らしていてはおよそ想像もできないような暮らしを送る日本人がいます。そんな世界各地にある「極地」で暮らす日本人を、旅人となった芸能人が自力で訪ね、そこにあるたった一つの人生ドラマをひもときます。
「こんなところに日本人」と言えば、千原せいじを思い浮かべる人も多いと思いますが、
これは番組内の「千原せいじがアフリカ54か国に住む日本人全員に会いに行きます!」という企画ですね。
類似番組
このように、海外、特に開発途上国に住む日本人をクローズアップした番組は「こんなところに日本人」以外にもいくつかありますね。
「世界ナゼそこに?日本人」などが有名ですが、大阪の読売テレビ「グッと!地球便」などローカルの番組やラジオ放送など色々あるみたいです。
どうしたら、「こんなところに日本人」に出演できる?
実を言うと、私にも「こんなところに日本人」をはじめ、様々なテレビ番組やラジオ番組から出演のお話がありました。
全国区放送で自分の顔を晒すのがイヤなのでテレビのお話は全てお断りしていましたが、ラジオの出演は1度経験があります。
※ラジオ出演は青年海外協力隊派遣中ではありません。
もちろん話はあくまで企画段階なので「出演します」と言ったからとテレビ放送が決まるという訳ではないと思うのですが・・・ラジオの時は、二つ返事ですぐに出演が決まりました。
どうやって番組制作者は私が当該国で生活していることを知るのでしょうか。
当然ですが、正解は「私が不特定多数に情報発信をしているから」です。
ブログやツイッターの事ですね。
番組制作者はブログやツイッターを見て、お問い合わせフォームやコメント、DMから個人に連絡をしてきます。
先にJICAの現地事務所に連絡するケースもあるみたいですが、私の場合は全て私の個人宛に連絡が来ました。
青年海外協力隊時代、私はブログを運営していましたし、今でもこのサイト以外にブログを運営しています。
全てのメディア出演のお話は、このブログ経由で頂きました。
ちなみに、自分が青年海外協力隊であることは伏せて情報発信していましたが、その影響も多少はあるかもしれません。
番組制作者は常に「ネタ」を探しています。
お知り合いで海外在住の方がいれば紹介してください、という事は常に言われますからね。
また、「こんなところに日本人」のウェブサイトでは「教えて!あなたの知ってる世界の日本人」という応募フォームがありますので、出演したい人はそちらに記入した方が早いと思います。
個人に連絡が来たとしても。JICAに話は通しておいた方がいいでしょうね。
出演料ってあるの?
過去に私が頂いたお話の中では、すべて「出演料はナシ」でした。
青年海外協力隊であれば金銭で報酬を得るのはもともとNGでありますが・・・
ラジオ出演の際は、番組のホームページに私のビジネスのサイトリンクを掲載する、というお話はありましたね。
運営ウェブサイトのアクセスを集めたいという人なら、テレビ局という強力な被リンクを得られるというメリットはあると思います。
出演料があったとしても二束三文でしょうし、
出演してメディアに露出することで得られるメリットを報酬と考えた方がよさそうです。
ただ「テレビに出てみたい」という理由で出演するのも悪くありませんが、「テレビに出演したこと」をどう生かすかを、事前にしっかりと考えておいた方がいいと思います。
私自身はテレビに出演していないので恐縮なのですが、私の場合は現地に電話に電話をもらい、その電話を通じてラジオ番組にでうr というものでした。事前にパーソナリティからもらう質問やその回答も打ち合わせ済みで、それ以外に話すことは特にありませんでした。
ラジオで生電話出演の感想を簡単にお伝えしておきます。
ほんの短い時間だったとしても、公共の電波で不特定多数に自分の声を届けるという経験は、まあ、一つの経験としてはアリかもしれません。大勢の人の前で上手に話すというのもある程度経験が必要な事ですからね。
メチャクチャ緊張しましたよ・・・・
実際の番組・放送はどうなる?
言うまでもありませんが、この手のバラエティ番組であれば実際はかなり脚色されて放送されます。
実際は別に秘境ではなくても、まるでとんでもない秘境であるかのように編集されて放送されるでしょうし、
出演者が地域の有名人で誰もが知っているかのように編集されて放送されるでしょうね。
もちろん、「こんな誰も知らない世界の果てで活躍するカッコイイ日本人」として編集されますので、家族や友達に恥をかかせるようなこともないでしょう。ある意味一生の記念にもなりますね。
しかし・・・
現地の人たちの本当の姿も
自分の活動の本質も
視聴者に伝わることはまずないと考えて方がいいでしょう。
「テレビを利用して現地の人たちの困っている状況を多くの人に知ってもらいたい!!」
もしそう思っていたとしても、おそらく難しいと思います。
少なくとも「こんなところに日本人」に関してはドキュメンタリー番組ではなくバラエティ番組ですので、自分自身がテレビを通じて何かを伝えたい、という種類の事は許されない可能性が高いです。
メインは「こんなとんでもない所に日本人がいる」という事ですからね。強調されるのは現地の「その地域のとんでもなさ」でしょうし、視聴者もそれを望んでいるのだと思います。
ただ、全国ネットであれば、それなりに反響があるのは間違いないありません。
あくまで自分、もしくはクラウドファンディングなどを含めた自分の活動の知名度を上げるトリガーとして、
本当に発信したいことを発信しているブログやYouTubeなどに誘導して利用する、などの手段を取った方がいいでしょう。
NHKのようにもっと固いドキュメンタリー番組であればまた放送の雰囲気も違うと思いますが、こちらは簡単に出演できるものではありません。
普通の協力隊の活動が取り上げられることなど、ほぼありません。
あり得るとしたら、
- 自分の指導している団体や生徒がオリンピックやそれに近いレベルの国際大会に出場する
- 自分の作った資料やソフトが派遣国の政府に採用される
- 自分の活動で制作した作品がその国で有名になる
このくらいの成果は必要でしょう。
このあたりは自分の実力だけではなく配属先の協力や熱意なども必要となってきますので、「運」も味方につけて初めて実現することだと思います。
青年海外協力隊としてテレビ出演を目指すなら、やはり「こんなところに日本人」のようなバラエティ番組が一番現実的だと思います。
まとめ
今回は以上になります。
まとめると、
という事ですね。
テレビで顔出ししてもいいという人と、顔出しはNGという人は分かれると思いますが、
青年海外協力隊という立場を使えば、テレビなどのメディア出演はそれほど難しい事ではないかと思います。
わざわざテレビに出なくても、YouTubeなどの動画配信サービスで誰もが顔を出して不特定多数に情報を届けることが可能な時代ではありますが、
全国ネットのテレビ番組は信頼度も影響力も全く違うと思います。
このテレビというメディアのパワーを上手く利用するのも一つの方法かもしれませんね。