注目キーワード

【2018年秋】JICA青年海外協力隊 職種別倍率&合格率

自分の受ける職種ってどの位の人が応募するんだろう・・・
倍率の低い職種が受かりやすいって聞いたけど・・・
JICA青年海外協力隊を受験する人にとって、まず気になるのが
「自分の希望する職種にはどの位の枠があってどのくらいの応募者がいるのか」
ではないでしょうか。
また、特別な技術や経験を持っていないという人にとっては、
倍率の低い職種を応募するというのも合格に近づくための大切なポイントです。
今回は「JICA青年海外協力隊 2018年秋募集」の要請数・合格者数を参照にして、
皆さんの気になる職種別の倍率・合格率をまとめてみました。
人気の職種・人手不足の職種が分かる!
技術や資格を持たない人に狙い目の職種が分かる!

青年海外協力隊 職種別 倍率&合格率 一覧表(2018秋)

JICA 青年海外協力隊の職種別要請数、応募者数、二次試験合格者数、倍率、合格率の一覧表です。
要請数、応募者数ともに5未満の職種は除外してありますので、知りたい方はJICAホームページで確認してください。
KAERU
KAERU
職種が多すぎて、ワチャワチャしちゃいますからね・・・
それではご覧ください。
職種 要請数 応募者数 合格者数 倍率 合格率
コミュニティ開発 66 171 63 2.59 37%
行政サービス 5 3 1.67 60%
防災・災害対策 9 12 3 1.33 25%
コンピューター技術 47 15 2 0.32 13%
廃棄物処理 8 4 1 0.5 25%
食用作物・稲作栽培 10 6 5 0.6 83%
野菜栽培 26 16 10 0.62 63%
土壌肥料 5 3 2 0.6 67%
家畜飼育 2 2 0.4 100%
養殖 7 2 1 0.29 50%
職種 要請数 応募者数 合格者数 倍率 合格率
自動車整備 24 3 2 0.13 67%
品質管理・生産性向上 4 5 2 0.8 40
マーケティング 18 21 12 1.17 57%
観光 10 20 6 2.00 30%
青少年活動 34 90 25 2.65 28%
環境教育 64 46 22 0.72 48%
職種 要請数 応募者数 合格者数 倍率 合格率
陸上競技 8 8 5 1.00 63%
水泳 9 3 2 0.33 67%
卓球 10 5 1 0.5 20%
バトミントン 3 5 2 1.67 40%
バレーボール 5 4 1 0.8 25%
バスケットボール 3 8 2 2.67 25%
ソフトボール 3 3 1 1.00 33%
野球(日系海外含) 14 24 9 1.71 38%
サッカー 8 17 5 2.13 29%
柔道 21 8 5 0,38 63%
空手 11 1 1 0.09 100%
ラグビー 6 1 1 0,17 100%
職種 要請数 応募者数 合格者数 倍率 合格率
PCインストラクター 42 19 11 0.45 58%
音楽 20 7 4 0.35 57
美術 9 1 1 0.11 100%
日本語教育(日系海外含) 63 37 14 0.59 38%
理科教育 42 8 5 0.19 63%
数学教育 32 5 1 0.16 20%
体育 45 35 21 0.78 60%
小学校教育 120 78 49 0.65 63%
幼児教育 36 12 6 0.33 50%
職種 要請数 応募者数 合格者数 倍率 合格率
デザイン 10 10 5 1.00 50%
家政・生活改善 10
手工芸 6 3 1 0.50 33%
料理 14 4 3 0.29 75%
服飾 15 2 1 0.13 50%
職種 要請数 応募者数 合格者数 倍率 合格率
歯科衛生 1 6 1 6.00 17%
看護師 42 39 18 0.93 46%
保健師 14 7 4 0.5 57%
助産師 19 16 11 0.84 69%
薬剤師 9 3 1 0.33 33%
言語聴覚士 5 5 3 1.00 60%
作業療法士 18 10 6 0.56 60%
理学療法士 35 15 12 0.43 80%
医療 8 3 2 0.38 67%
栄養士 20 17 10 0.85 59%
公衆衛生 10 12 4 1.20 33%
エイズ対策 3 7 3 2.33 43%
学校保健 6 4 3 0.67 75%
ソーシャルワーカー 7 2 2 0,29 100%
障がい者支援 42 15 10 0.36 67%
高齢者介護(日系海外含) 8 6 2 0.75 33%

倍率について

倍率の欄を見ていただければわかりますが、ほとんどの職種は定員割れをしています。

今回紹介した職種全体では、

倍率2倍以上 :       12% (7件)

倍率1倍~2倍未満:    19%(11件)

倍率1倍未満:       69%(40件)  

という結果になりました。

7割の職種は、自分が合格基準さえ満たしていれば、合格できるという事になりますね。

USAGI
USAGI
同じ職種でも要請によって内容がかなり違うので、そう単純な話ではありませんが・・・目安として

高倍率 人気が高い職種はコレ

倍率が2倍以上の職種をピックアップしてみました。

倍率の高い順にランキングしてみると、以下のような結果になります。

1位 : 歯科衛生士 6.00倍

2位 : バスケットボール 2.67倍

3位:: 青少年活動 2.65倍

4位 : コミュニティ開発 2.59倍

5位 : エイズ対策 2.33倍

6位 : サッカー 2.13倍

7位 : 観光 2.00倍

 

要請数が非常に少ない割に人気が高いのが歯科衛生士とエイズ対策です。

エイズ対策は特別な資格が必要ではない職種としても知られていますが、合格へのハードルはなかなか高そうですね。

仕事があるのに・・・・人が足りていない職種

要請の数は一定数あるものの、応募者が非常に少ない「倍率0.1倍台」の職種です。

  • 服飾:0.13
  • 理科教育:0.19
  • 数学教育:0.16
  • 美術:0.11
  • ラグビー:0.17
  • 自動車整備:0.13

 

理科教育、数学教育の応募者が少ないのは意外でした。

また、美術と似ている職種と思われる「デザイン」は一定の人気があり、私の隊次でも複数名のデザイン隊員がいましたね。

応募に必要な資格や経験が異なるのかもしれません。

 

アフリカ圏をはじめ、途上国の多くの国では中古の日本車が非常に人気ですので、

日本人自動車整備士のニーズはかなり大きいはずです。

SARU
SARU
オンボロの日本車ばかりですからね・・・

そもそもパーツが足りないという事情もあるとは思いますが・・・活躍できそうな職種だと勝手に思っています。

 

狙い目の職種は?

以下は相対的に見て要請数は多いものの定員割れしている職種です。

  • PCインストラクター
  • 環境教育
  • 幼児教育
  • コンピューター技術 

中でも【PCインストラクター】【環境教育】は特別な資格・経験が必要とされない場合が多いので

倍率や要請数を考えたらかなり狙い目の職種だと言えるでしょう。

 

狙い目は「PCインストラクター」と「環境教育」!!

合格率について

合格率は意外と低い?

改めて表を見返してみて、合格率が思ったよりも低いことに正直驚きました。

今回の表は1次試験の合格者/不合格者の集計を取っていませんが、

定員割れしていても、2次試験まで進んだものの不合格者を出している職種がほとんどでした。

 

1次試験は

  • 語学や健康に大きな問題を抱えていない
  • 職種や要請に求められている資格や経験を満たしている
  • 応募書類でよっぽどおかしなことを書いていない

であれば、そもそも落ちる理由がないと思います。

 

もちろん、一次試験を通過しても健康などの理由で落選する場合もあります。

(落選の理由は不合格通知に記載されます)

私の場合の2次試験

他の職種の面接を見たわけではありませんので正確なことは言えませんが、

少なくとも私の2次試験の面接は「はっきり言ってザル」でした。

試験前はメチャクチャ緊張しましたし、

面接で聞かれるであろう質問を予想して回答をまとめてみたりとそれなりに対策は講じましたが、

正直全く必要なかったな、と思ったものです。

 

技術系の職種なのに、最低限の技術しか見られませんでした。

私の職種は定員割れしていましたが、試験が終わった瞬間に合格を確信していました。

違う職種の人に話を聞いても、そのような印象でしたが。。。。

 

ただ、今回の合格率を見る限りでは

あまりナメてかからない方がいいかもしれませんね。

まとめ

いかがでしたか?

今回は2018年秋募集のデータをまとめたものです。

ほとんどの職種は「自分次第で受かる」という事が分かったのではないでしょうか。

技術や経験に不安がある人は人気の高いコミュニティ開発や青少年活動は避けて、倍率の低い職種を狙ってみるのも一つの方法ですね。

 

要請票に書いてある仕事内容も実際派遣してみたら全然違ったという事は珍しくありません。

また、隊員は職種によってはかなり活動の自由度が高いですので

あまり細かい要請内容にこだわり過ぎないというのもポイントだと思います。

 

自分の目指す職種の状況が気になる人や

合格を優先するために受かりやすい職種を選ぶ人に

参考にしていただければと思います。