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【持ち物】青年海外協力隊 現地での食生活を向上させるアイテム

 

派遣国での毎日の食生活に役立つ、日本から持って行った方が良いものってあるの?
今回は「青年海外協力隊が現地での食生活を向上させるアイテム」というテーマでお話します。
現地に派遣された隊員は、もちろん普段の食事の基本は「自炊」になります。
食事が安くておいしく、バリエーションも豊富な東南アジア圏なら外食の機会が多くてもさほどお財布に影響はないかもしれませんが、
アフリカ圏では現地の食堂でのメニューは単調だし、外国人向けのレストランはそう頻繁に通えるほど安くはありません。
料理が出来ない隊員は、なかなかツライ思いをすることになるはずです。
途上国でも簡単に作れるレシピなどはまた紹介しますが、今回は日本から持って行った方が良い調理関連のアイテムをご紹介しますので、是非参考にして下さいね。




これが無ければ始まらない!料理の基本は包丁!

どんな料理をするにしても包丁ナシでは始まりません。

とは言え、現地ではおもちゃみたいな包丁しか手に入らない、というケースも少なくないでしょう。

青年海外協力隊の2年間だけという事を考えれば高いものを買う必要はありませんが、やはり包丁は日本から持っていくことをお勧めします。

切れない包丁で料理をしていても余計なストレスが溜まるだけですし、包丁の技術が上達することもありません。

 

 

青年海外協力隊の隊員が普段の食事に採用するメニューの一番人気はおそらく「パスタ」でしょう。

パスタならどこの国でも安く手に入るでしょうし、大した手間もかかりません。

味を変えるのも簡単なので食事にした変化をつけやすいですからね。

なんといっても現地では「トマト」「タマネギ」が豊富で安い場合が多いのでは?

しかし、ここで包丁が全然切れないと、調理の手間が倍は違ってきます。

 

 

全然切れない包丁で毎日トマトを切るなんて、私からしたら、考えただけでも苦行でしかありません。

(トマトの皮が全然切れないんですよね)

包丁が切れるだけで、かなりストレスフリー&時短でご飯が食べられます。

 

 

オススメの包丁としては、刃渡り15センチ程度の三徳包丁がかさばらずに良いのではないでしょうか。

2000円~3000円程度のモノを選べば十分です。このあたりが手ごろでいいのではないでしょうか。

 

 

 

 

青年海外協力隊への参加をきっかけに料理を覚えようと考えている人、もしくはもともと料理が好きでこだわりたい人は、もう少しグレードの高い包丁を用意してもいいかもしれません。

「牛刀」と呼ばれる洋包丁が万能ですのでおすすめです。サイズは刃渡り18センチ~20センチあたりがいいでしょう。

あまり大きすぎると扱いが難しくなりますし、持っていくのにも場所を取りますからね。

↓このあたりが価格も大きさもお手頃ですね。高くても7~8000円のもので十分かと思います。

 

 

 

いずれにしても、素材はハガネのモノは避ける事。

ハガネは切れ味はいいのですがすぐに錆びますので、砥石での手入れが必須です。

 

 

また、セラミックの包丁は砥ぎ直しできない代わりに切れ味がかなり持続します。

ただ、個人的にはもともとそこまで切れ味が良くないし、軽すぎてちょっと使いづらいですね・・・

簡単な料理をする程度なら、選択肢としてはアリだと思います。

 

スーツケースへは古新聞などに包んだ上で布か何かに包んで、安全にして入れるようにして下さいね。

 

包丁が要るならもちろんこれも。「簡易シャープナー」

セラミックの包丁は例外ですが、どんな包丁でも使えば切れ味は落ちていき、いずれは切れなくなります。

これは安い包丁だろうと高い包丁だろうと同じ事です。

 

 

本当は砥石があれば一番良いのですが、なんせ「石」ですからね。

貴重なスーツケースのスペース&重量を結構食ってしまいますし、そもそも砥石を使って砥ぐにはある程度知識と経験が必要です。

そこでおすすめなのが、簡易シャープナーです。

 

水で軽く濡らして「ガリガリ」ってしてあげれば、ある程度切れ味が復活します。

使い方のポイントは、何度も何度も「ガリガリガリガリ」しない事。1~2回こすってあげれば十分です。

 

包丁の切れ味を良くする裏技として、アルミホイルを切る、陶器の裏側でこする、などの方法もあるにはありますが、

そこまで効果が実感できるものではありません。

砥ぎ棒と言われる棒状のシャープナーも使いこなすのはある程度の技術が必要です。

 

一番手間がかからずかさばらず、コスパを考えたら簡易シャープナーが一番良いかと思います。

 

人気の揚げ物を上手に揚げる必需品 調理用温度計

青年海外協力隊になって現地に派遣されれば、同じ隊員仲間を自宅に招待したり、招待されたりという機会も多くなるはずです。

他の任地から同期隊員がはるばる遊びに来てくれたり、隊員用のドミトリーでパーティーを開くこともあるでしょう。

 

そんな時に、メニューにあったら嬉しいのが、から揚げ、コロッケ、トンカツなどの「揚げ物」だと思いませんか?

 

一人での自炊では面倒臭くて敬遠しがちな揚げ物だからこそ、特別な機会には外せません。

 

 

揚げ物は難しいというイメージを持っている方も多いかもしれませんが、

揚げ物を上手に揚げるポイントは、

油の温度を一定に保つこと。(160度~170度くらい)

これに尽きます。

 

しかし、普段は温度を感覚でしか計らないから

  • 温度が低すぎてコロッケがボロボロになってしまったり
  • 温度が高すぎてトンカツの衣だけが焦げてしまったり
  • 油に具材を入れ過ぎて温度が下がり、から揚げがベチャっとなってしまったり

という感じで、失敗してしまうんです。

 

そこであると便利なのが、調理用の温度計。

これは揚げ物だけではなく、ローストビーフを作る時にも大活躍の優れもの。

日本なら100均でも手に入りますので、コスパも最強です。是非1本用意しておきましょう。

 

これさえあれば何でも出来る魔法の粉 顆粒だし

鰹節の顆粒だし。一般的には「本だし」と呼ばれているものですね。

これがあるのとないのでは、普段の食生活が180度変わります。


国によっては現地で購入できる場合もありますので、必ず事前に先輩隊員などに確認しておくことをお勧めします。

(私の国では購入できませんでしたので、購入できる国に任国外旅行に行った隊員にお願いして買ってきてもらいました)

 

 

顆粒だしがあれば、結構な種類の日本食を作れるようになります。

逆に言えば、これが無ければ「日本の味」はほぼ作れません。

 

巻きずしや天ぷらは作れるかもしれませんが、

食べてほっとする日本の味、というのはこのかつおだしと醤油の味なんです。

普段は何でも食べる、日本食に特にこだわらない、という人もいるかもしれませんが、

  • ちょっと体調が悪い時
  • 気分が落ち込んでいる時
  • 疲れている時

こんな時こそ、日本食の味というのは最大の力を発揮します。

 

 

顆粒だしがあれば、こんな料理も作れます。

  • かつ丼、親子丼
  • うどん
  • お吸い物
  • 肉じゃがや肉豆腐など、各種煮物

 

・・・・というか、パスタに振りかけたり、炒め物に振りかけたり、何にでも使えますよね。

「本だし」はちょっといい値段しますが、もっと安い顆粒だしでも全然おいしいですよ。

スーツケースに余裕があったら1箱くらいは持って行ってもいいと思います。

 

自分で楽しむのはもちろん、誰かをおもてなしするのにも大活躍ですよ。

まとめ

発展途上国と言っても、国や地域によってその環境は様々です。

オーブン付きの電気ストーブが備え付けられているキッチンかもしれませんし、

電気が不安定で冷蔵庫で食材を保存できないという事もあるかもしれません。

炭に火をつけて炊事をしなければならない隊員もいるでしょう。

 

 

日々の食生活の質を上げるアイテムはまだまだたくさんありますが、

今回紹介した

・包丁

・簡易シャープナー

・調理用温度計

・顆粒だし

は、どんな環境でも活躍できて、かつ現地での入手が困難なものだと思います。

青年海外協力隊にとって、普段の食事は日々の楽しみであるとともに健康に過ごすためにもおろそかには出来ない大切なものです。

 

今回紹介したアイテムを使って、是非楽しい食生活を送ってくださいね。