ベトナムの言葉について
ベトナムで英語は通じる?
青年海外協力隊が円滑に活動するのに最も大事なのは「言葉」だと思っていますが、派遣前からある程度でもベトナム語を学習した経験がある人は少数だと思います。
ほとんどの人が派遣前訓練で1から勉強するかと思うのですが、いくら70日勉強したと言っても派遣当初は「まだ英語の方がコミュニケーションが取れる」という人がほとんどでしょう。
しかし、私が滞在した中で感じたのは
ベトナムは思った以上に英語が通じない
という事でした。
多少英語が使えるのはホテルのフロントやちょっと高いレストランのマネージャー位でした。
食堂のオバチャンも、タクシーの運転手も、ほぼ英語は分からない模様。
下手したら日本の方が通じるのでは?
お店の看板も食堂のメニューも何が書いてあるのかさっぱりでちょっと苦労しました。
まあ、派遣前訓練で欲しモノを注文する位の事はベトナム語で出来るようになるでしょうけど、
ベトナム語で活動するとなるとちょっと覚悟しておいた方がいいかもしれませんね。
ベトナム語は難しい?
私は渡航前にベトナム語の数字だけ覚えていきました。
実際、感覚的には数字を英語で言えない人もたくさんいる気がしますね。
ベトナム語は6つの声調があり、系統的には中国語に似ているような気がします。日本人にとっては文法は簡単ですが発音がメチャクチャ難しいみたいですね。
母音も似たような種類がたくさんあって、正直区別がつきません。
数字以外にももう少しかじってみようと勉強してみましたが、母音の区別がつかないと、なかなかテキストだけ、もしくは音声だけでは勉強しづらいものがあると感じました。
発音を自分一人で強制するのは簡単ではありませんからね。学習書記はちょっととっつきにくいと言わざるを得ないでしょう。
また、相手が年上か、年下か、によっても自分や相手の呼び方が変わるのもちょっとややこしいですね。
念押ししておきますが、ベトナム語を1から始めたとして、
70日の派遣前訓練でまともに活動できるくらいの語学力を身に付けるのは絶対に不可能です。
普通にやっていたら、派遣後1年はまともな活動が出来ないと思っていいと思います。
これはベトナムに限ったことではありませんが、初めて学習する言葉の国に派遣が決まったら、マジで気合入れて即勉強を始めないと、かなり厳しいと思います。
私もこの機会に、一応ベトナム語の教材を買いました。
私はkindleで購入しましたが、音声教材もダウンロードできますのでテキストとセットで持っていればいつでも勉強できますね。
ベトナムの交通事情
ベトナムは完全にバイク社会です。
50cc以下は免許が必要ないそうで、バイクの交通量が半端じゃありません。
ベトナムでは普通のタクシー以外にもバイクタクシーがありますが、青年海外協力隊は利用を禁止されているようですね。(実際に利用しているかどうかは別です。ルワンダもバイクタクシーが主流で同じように隊員の利用は禁止されていますが、実際には陰で乗っているようです。安くて便利ですからね。)
バイクの数は本当にすさまじく、首都ハノイの通勤ラッシュ時は道路をまともに横断することもままなりません。
実際に事故も少なくなく、障がいを抱えてしまう人もいるようですね。
ベトナムで作業療法士のような障がい者を支援する要請が多いのはそのような背景があるみたいです。
交通量がハンパじゃないゆえにそこまでスピードを出すイメージはありませんが、信号無視やノーヘルはかなり見かけました。
ちなみに私はガンガンバイクタクシーを利用していました。
原付に二人乗りなんて日本では出来ませんからね。なかなか気持ち良かったですよ。
バイクやタクシーを利用する場合は「grab」という配車アプリを利用するとすぐに来てくれますし、料金をボッたくられる心配もありません。
というか、アプリを利用しないと普通にボッたくられます。
べトナムの料理やお店はどう?
ベトナム料理について
ベトナム料理と言えばフォーやブンチャーを思い浮かべる人も多いと思いますが、ローカルの店なら150円~200円くらいで食べられます。
ちょっとキレイな店に行くと5~600円くらいはするかと思いますが、個人的にはキタナイ店の方がおいしい気がします。
ただ、見ているとローカルの店は、生肉を常温に出しっぱなしなど、いつ食中毒になってもおかしくないような衛生管理をしていますので気を付けましょう。私も下痢になりました。
私はメニューが読めず店員さんも英語が通じずで、なんとなく注文するしかありませんでしたので、ほぼフォーとブンチャーしか食べていません。
交通量の多い幹線道路では夜中も屋台が出ている場合がありますが、私もそこで良く分からない何かを買ってホテルで食べました。
ベトナムの味はあっさり薄味が多く、パクチーたくさん使いますので苦手な人はアレですが、比較的日本人の口に合いやすいのではないかな、と思います。
カフェがメチャ多い
ベトナムはカフェがかなり多いですね。ハノイではそこら中にカフェがありました。
ローカルのカフェでは練乳に濃いコーヒーを垂らしたベトナム式のコーヒーが一般的で、大体100円くらいで飲めます。
ちょっとしたケーキやデザートは置いてあっても軽食というほどのものはない場合が多く、ご飯を食べてからカフェでまったりというのが定番のパターンに様に見えました。
大体フリーWi-Fiがありますので、結構便利ですね。
お店の外には小さいベンチと扇風機が置いてあって、現地のおっさんがたむろっています。
一応スタバやそれに近いようなカフェもあるみたいですね。
スーパーやコンビニは?
スーパーやコンビニは日本のものに近く、多くのお店は22時~23時で閉店しますが、サークルKは24時間営業しています。(ただし店舗数はそれほど多くはないみたいです)
おにぎりや肉まん、缶コーヒー、コアラのマーチやポッキーなどもありますので、あまり異国感はないかもしれませんね。
ベトナムではカップ麺が人気で、ベトナムのちょっと酸っぱい味や韓国系の辛いカップ麺など種類も豊富です。
コンビニでカップ麺を買ってホテルに持ち帰った時、「箸をもらうの忘れたな・・・」と思ったら、フタを開けた中にフォークがちゃんと入っていました。
ただし、全てのカップ麺についている訳ではないようなので気を付けましょう・・・・
ベトナムの「夜遊び事情」
細くてキレイな女性が多いベトナム。
アフリカのような肥満女性は全く見かけませんでした。
夜には恐らくホステスであろうベトナム女性を連れたゲスな日本人男性がたくさんいました。
最初に言っておきますが、ベトナムでは
外国人は22時以降女性と二人で部屋にいてはいけない
という法律があります。
このルールは結構厳しいらしく、ホテルのフロントやマンションのセキュリティから公安(警察)に密告されて強制送還という事もあるみたいなので気を付けて下さい。
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こんなことで任期短縮したら一生モノの恥ですよ。
ベトナムのカラオケ
ベトナムのカラオケは、日本で言うキャバクラのようなものですね(普通のカラオケもあります)
女の子が横について、接客してくれます。
ハノイやホーチミンの日本人街では日本人向けのカラオケも多く、ホステスの多くが日本語を話せます。
ちなみにですが、ホステスとして働いている女性はタトゥーや整形をしている人が多い印象があります。
話してみた感じだと、日本語を勉強して日本に行きたいという人が多いみたいですね。
ベトナムの青年海外協力隊では日本語教師の要請も多いみたいですので、日本語のニーズはかなり高いと考えていいでしょう。
私の行った店は3時間くらいいて飲み放題で6千円程度だったので、安いと言えば安いですが、
店によってはビールを注文して、少なくなったら頼んでもないのに次の缶を開けられ、しっかり料金が発生している、なんてこともありました。
また、接客してもらったホステスの子からはLINEの交換を求められて、その後結構な頻度で連絡してきます。
ベトナム人女性の男性を立てる優しさや純粋さにハマってしまう日本人男性が多いのも、なんとなく分かる気がしますね・・・
日本人である、というだけでチヤホヤされますし、水商売の女性でもそれほどお金がかかる訳でもありませんからね。
東南アジアにいる日本人男性の多くはそういうものなのかもしれませんが、
実際に日本に残した奥さんと離婚して・・・という最低な男もいるようですし、現地の女性を食い物にして遊んでいる男もいるでしょう。
そのあたりは個人の自由ですが・・・同じ日本人として結構軽蔑しますね・・・・
日本企業に就職したベトナム人が劣悪な労働環境で働かされたり、というニュースも耳にしますが、お金のない弱者を自分の利益や欲求の為に利用するという日本人も少なからずいる、というのは事実ですので・・・・
その他 ベトナムについて
短期間の滞在でしたが、その他ベトナムの印象を書いておきます。
- 空気が悪い
- ホテル安い
- 天気が悪く、ドンヨリしている
- 街並みや建物が古くて趣がある、けど火事でもあったら多分一発でアウト
- 人は結構いい加減
- 開発。メチャクチャ進んでいる
- 日本人がメチャクチャ多い
まあ、そんな感じです。青年海外協力隊の隊員も60人以上いるみたいですしね。
隊員に限らず、日本人が多いと色々としがらみも多いものです。
ちょっとメンドクサイと感じる事もあるかもしれません。
せっかく派遣されたのに日本人との関係で悩むなんて・・・何とかならないかな・・・ JICA青年海外協力隊の選抜試験に合格し、派遣前訓練も無事に終了。 胸を高鳴らせていざ派遣先に赴任・・・・ ところが、運が悪いと派遣前は全く予想も[…]
ざっくりとした印象ですが、
中国行ったことありませんけど、きっと少し前の中国ってこんな感じだったんだろうな、と思えるような国でした。
観光で行く分には、楽しい国だと思いますが、
実際に一緒に働いてみると色々問題があるという声も多いですので、そのあたりは良く考えて行った方がいいかもしれませんね。